不登校や引きこもりの子供達との距離感

不登校小中学生の復学支援、家庭教育、訪問カウンセリングの心友会_親の干渉

過干渉も不干渉もダメ

不登校になってしまった、もしくはなりそうな子供に対する親としての接し方がよく分からないという相談が最近多いです。全員に当てはまるというような明確な答えもありませんし、確かに難しい問題です。

相談の中でお聞きした、うまくいかなかったという接し方には以下のような干渉し過ぎの内容と干渉不足の内容が目立ちます。

➀学校へ行くように何度も叱った。
②いつから学校へ行くのか?この先どうするつもりなのか?と質問を繰り返した。
③今はそっとして自主性に任せておこうと思って構わないようにした。

などです。いろいろな接し方がありますが、上記の3つはすべておすすめ出来ません。

 

過干渉タイプ

何度も叱ったり、質問を繰り返すなどの➀②は過干渉タイプです。まず叱ってしまう気持ちは分かりますが、子供達も学校へ行かなければならないということはよく分かっています。

その上で何らかの事情によって不登校となってしまっている訳ですから、何度も注意されれば「うるさい、そんなこと分かっている」というような反感を買ってしまう可能性が大です。分かっていることを言われるのは腹が立つものですし、そうなると子供たちは言われたことと逆のことを意地でも貫こうとしたりします。

昔私にも経験がありますが、勉強しようと思いながらテレビを見ているときに、勉強しなさいと言われると、するつもりだったけどもうやめた!というようなよく分からない意地を張ったものです。

極端な話、「来週から学校へ行きなさい」というよりも「来週も学校へは行かないよね?」と優しく言った方が効果的な子供もいます。

 

次に質問攻めにすること、これは一番避けた方がいいと私は思います。いつから学校へいく?勉強はどうする?将来どうなる?などの質問には答えようがありません。すると子供たちは黙ってしまうことしか出来ません。

そこへ次々と質問を浴びせられるとそれはすごいストレスとなって、不登校どころか家庭環境までも壊しかねません。家庭内での会話もなくなり引きこもってしまうと、復学へのハードルはとても高くなってしまいます。会話の中で軽く質問するのはもちろんいいのですが、子供に対する怒りや不安から生じる質問攻めはやめておいた方がいいでしょう。

 

不干渉タイプ

最後に自主性に任せて放っておくというパターンです。自主性に任せるというのはいいのですが、放っておく、構わないというのは、子供から見て自分に対して無関心と捉えられてしまう可能性があります。

ある程度は自主性に任せながらも、常に子供のことをしっかりと見て、孤独や不安を感じさせないようにしなければなりません。

 

親も変わらなければならない

結局のところ、付かず離れずの状態で、愛情を持って温かく見守っていくことが大切です。

不登校の子供達の多くは、学校へ行っていないことへの罪悪感を持っていたり、自己嫌悪を抱いていたりします。パッと見ればダラダラと今日もテレビを見たりネットをしたりしているように見えるかもしれませんが、心の中は案外複雑でいろいろなことを考えている子供が多いです。そのことを理解してあげて親としての接し方を考えなければなりません。

子供を変えたいと思うのと同時に、親が変わらないといけない場合も多くあると思います。

投稿者プロフィール

大儀洋揮
大儀洋揮
大儀洋揮(おおぎ ひろき)
【出身】:奈良県橿原市 1975年生まれ
【学歴】:奈良県立橿原高校卒 / 桃山学院大学卒(心理学専攻)
【資格】:行政書士
【役職】:心友会 代表理事