なぜわが子は不登校となったのか

大変多くの方々が引きこもりや不登校で悩んでいる現在
みなさまこんにちは。心友会の大儀です。
こちらのコラムを読んで頂いているということは、お子様のことで何かお悩みになっておられるということではないでしょうか。
ここ数年で特に耳にすることが多くなりました、引きこもり・不登校・ニート。気が付けば何年もそのような状態を過ごしておられる方も大勢いらっしゃいます。
小中学生に限らずですが、数年前の国の調べでは引きこもりの方だけでも100万人以上、ニートの方なども含めれば300万人以上、潜在的な方も含めれば更に多くの方々がそのような状態にあるということです。これは日本だけの問題ではなく、海外でも大きな問題になっており、世界中を含めれば大変多くの方々の悩みとなっています。
ここでは、その中でも小中学生を対象に考えていきます。
学校に通わなくなった(通えなくなった)きっかけ
引きこもってしまい、学校にも行かなくなってしまった理由は様々であると思います。
学校でイジメや仲間はずれなどの対象となってしまった。
先生にひどく叱られて怖くなってしまった。
勉強が嫌いで授業に出たくない。
そもそも学校に行く意味が分からない。
など、他にも様々な理由があると思います。
ここでひとつ、意外にも多い不登校となった理由をお伝えしたいと思います。
それは、「なんとなく」です。最初は風邪を引いて学校を休んだのがきっかけで、ついつい休みがちになってしまった。友達もいるし別に学校が辛いわけでもなかったが、休みだすと次に学校に行くのが面倒になり、また明日から行こう。
そして明日になればまた明日から行こう、これを繰り返しているうちにズルズルと不登校になり今では半年間休んでいる、さすがに勉強も大きく遅れてしまったし、みんなに何か言われるかもしれないし、今更行きたくない、というものです。
このように、本人や親にもこれといった理由は思い当たらず、なんとなくズルズルと休んでしまった結果そうなってしまった、とういう方が結構多いようです。
学校で、イジメや無視などの被害を受けている可能性
しかし気を付けなければなりません。子供たちがなんとなく理由もなく休んでいるように装っていても、実は学校でイジメや無視などの被害に遭っている可能性もゼロではないからです。子供たちはイジメの被害に遭っていることなどは話したがらないことが多いものです。
子供たちは大変繊細です。大人のように仕事だけの軽い付き合いなど存在しませんし、すべてを本気で正面から受け止めて生きています。嫌なことなどスルーすればいい、なんてことはなかなかできないのです。ですからある意味わかりやすいとも言えます。
子供たちの話をよく聞いてあげて、日々の様子を観察することも大切ですし、おかしいなと思えば担任の先生に学校での様子を聞いてみてもいいと思います。
私たちが復学支援させて頂く際も、ご家族や先生から教えて頂くご本人の情報はとても大切です。お子様に今何が起こっているのか、どういう気持ちでいるのかということを知ったうえで、ひとりひとりに合ったご支援をさせて頂きます。
それでは続きはまた次回に。ありがとうございました。
投稿者プロフィール


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大儀洋揮(おおぎ ひろき)
【出身】:奈良県橿原市 1975年生まれ
【学歴】:奈良県立橿原高校卒 / 桃山学院大学卒(心理学専攻)
【資格】:行政書士
【役職】:心友会 代表理事
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